腹がたった時の魔法の言葉
それは今年の3月に、お笑い芸人のみやぞんが言った言葉です。
「嫌な人がいたとしても、僕の人生という舞台があったとしたら、最後のエンディングにその嫌な人が『みやぞんをいじめる上司役でしたー』って笑顔で登場するんですよ。
実はその人は嫌な役を演じてて、その人に厳しく言われても、僕が『ありがとうございます』『もっと怒ってください』って言えるようにしてくれるための役者だと考えるんです。
最後は肩を組んでカーテンコールっていう。
そう思ったら、次の日その嫌な人に『ありがとう』って言えると思って」
これは、サワコの朝で、ゲストとして来ていたみやぞんが、「なんで人に対して腹を立てないか」、聞かれた時の回答です。
この時、僕は偶然見ていて、まぁ、ありきたりな言葉で言うと、感動しました。
あの日から僕はみやぞんの大ファンです。
そして、僕がそれからある日、ふと思いついて、今となっては確信している事。
ズバリ言ってしまいますが、みやぞんは坂本龍馬の生まれ変わりです。
変な事を言ってると思うでしょう。
でも、これを偶然読んだあなた!
僕がこう言っていたことを覚えておいて下さい。
みやぞんは、子供の頃体が弱く、物覚えも悪くて、いじめられたりしたそうです。(龍馬と全く一緒)
みやぞんはお姉ちゃんや元気で立派なお母さんにたくましく育てられたそうです。(龍馬も男まさりのお姉さんに鍛えられていました。そっくり。)
みやぞんは、中学生の時、英語はわからないから、「もう勉強をしない!」と決めたそうです。(龍馬も、オランダ語はさっぱりで、一緒。(ただ、その訳している文章の内容だけは勘が良くて、くみ取れたらしいですね。))
みやぞんは、ギターでもなんでも自分の感覚で覚えていき、達人に達します。(武術に優れていた龍馬と通じる〜。)
みやぞんは、思ったこと、感じたことを素直に人に伝えられる。そして人を感動させる。(薩長連合を成立させた龍馬のよう。)
「もう、やめましょうよ。だってこんなの良くないじゃないですか。」
と言っているのが、本当に目に浮かぶんです。
みやぞんを龍馬にあてはめて考えると、完全に僕の龍馬のイメージと一致するんです。
明治政府の役職を薩長土肥で決めていた時、坂本龍馬の名前がないのに気づいた西郷が本人に聞いたところ、本人は、「わしは世界の海援隊でもやりますかのう。」と言ったという逸話があります。
みやぞんが、「いやいや、僕ダメなんですよ。そういうの。なんていうか、嫌いなんですね。ホントダメなんです。」
と、笑いながら言っているのが目に浮かびませんか?
もちろん、これらの話のほとんどが、僕の大好きな司馬遼太郎の中の龍馬です。
あーあ。司馬遼太郎とみやぞんの対話が見たかったなぁ。
龍馬は遅く結婚して、おりょうという自由奔放な女性と結婚しました。
また、龍馬は30そこらで殺されてしまったけど、みやぞんは長生きできるだろうから、どんな中年、高年を迎えるのでしょう。
僕はたまにみやぞんを見ながら、龍馬を見ているんだと思います。